小林 布未子

小林 布未子

1948年 東京中央区に生まれる。
結婚後、二児をもうけ、家事・育児に専念するも、幼少からの料理好きがこうじ、1985年、目白で日本料理店「季」(とき)の出店を皮切りにウェディング、パーティ料理等を経験し、2001年、メルシャンのレスラン料理長を最後に食の世界から着物の世界へ転進。リサイクル着物店で販売、スタイリングに5年間携わり、自ら考案した「楽々着付け教室」を開催。現在は着物スタイリストとしてフリーランスで活動中。

2008年 ユニクロ浴衣スタイリング、帯結び提案
2009年 『明治記念館』 ポスターのコーディネイト
2011年 KIMONOの髪心/大川たみこ著のヘアーと着物のファッションショー原宿クエストホールにて
2011年 三井不動産・コレド室町TV・CMスタイリング
2012年 弥生美術館/美術館展示着付

テレビ出演
・2002.6 MXテレビ「東京リトルガリバー」
・2005.7 日本テレビ「クリック・浴衣特集」
雑誌
・季刊kimo-no(繊研新聞社)
・七緒(プレジデント社)
・きものサロン(家庭画報)
・月刊『HAIRMODE』(女性モード社)
・モード・オプティーク(ワールドフォトプレス)
・STORY (光文社)


着物があなたの良きパートナーになりますように
着物はラクに楽しく格好良く!

東京の新富町という場所に生まれ、高校生になるまでずっとこの下町情緒あふれる町で暮らしました。

小さい頃から芸者衆の粋な姿に憧れ、小学校の頃は学校から帰ると見番を覗いて踊りの稽古をながめたり、お祭りの時などは手古舞姿の芸者衆が門付けをして回る後について歩いたりと、懐かしい思い出が一杯です。

あれから50年近くが経ち、この町も今やビルの建ち並ぶオフィス街へと変わっていきましたが私の頭の中には、芸者衆の格好の良い美しい着姿は変わらず残っています。

誰かの着物姿に憧れを持ったり、懐かしさを感じた時に無性に「自分も着てみたい!」と思われる方は多いと思います。しかし、いざ着ようと思うと様々なハードルがあってかなり手強いと感じている方もいらっしゃると思います。

でも昔は、日常着でもあった訳ですし「もっと楽に」という感覚で着ていたのではないでしょうか。

今の時代、若い方も年配の方も本当にお洒落な方が多くなりました。
そこでもうひとつ、「格好良く」をプラスするとかなり着ることが楽しくなってくるはず!

昔の着物、今の着物どんな帯でも自由自在に楽しめたらどんなに素敵でしょう。
そして、少し余裕が出てきたら、その着物の作り手側の思いやエネルギーを感じることもできるでしょう。

その時こそ本当に「着れてウレシイ」が本物になるのではないでしょうか。
一枚の着物があなたの人生の良きパートナーになることを祈って。